フォルクスワーゲン・ポロ ブルーGTブルーモーション(6RCPT/2014)
コラム
フォルクスワーゲン・ポロ ブルーGTブルーモーションの白くなった黒をまた黒くする
『フォルクスワーゲン・ポロ』のエコスポーツモデル「ブルーGTブルーモーション」が入庫しました。ご試乗、ご予約、ご相談を受け付け中です。車両の詳細は<こちら>白くなった樹脂バンパーを黒くしよう入庫したポロブルーGTはとてもいいクルマで、何もしなくてもそのまま商品となりそうなのですが、バンパーの未塗装部分が「白っちゃける」(というのはなんとも変な表現ですが)状態になってしまっています。このままだとカッコ悪く、簡単に修理できるのでやってみましょう。動画にすると大げさですが、洗ってメラミンスポンジで表面の汚れを軽くこすって、ガラス系コーティング剤を施行するだけです。これでだいたい数年はもちます。車両『フォルクスワーゲン・ポロ ブルーGTブルーモーション』(6RCPT/2014)について車両の詳細は<こちら>このクルマの価格は 120万円(税・諸費用込み)です。価格はいわゆる「乗り出し価格」で、税金や諸費用を含んでいます。追加のオプションなどがなければ、東京近県であればお支払いいただくのはこの金額のみです。価格について、詳細は以下をご覧ください。興味をお持ちの方は、まずはご連絡ください。現車をご...
さようならC4ピカソ
お客さまに安心してお譲りできる状態まで仕上げられないと判断し業者へと売却しました機関全般については好印象だったC4ピカソですが、細かい部分での不具合が多く、それらを少しずつ修理してきました。しかし、「あちらを直せばこちらが壊れる」という状況が続き、ついにはトランスミッションにも調子の悪さが見え始めてしまいました。そのため、この状態ではお客さまに安心してお譲りできるレベルに仕上げるのは不可能と判断し、現状のまま業者に売却する決断をいたしました。お問い合わせいただいた方もおいででしたが、クルマの状態を正直にお伝えし、ご購入をご遠慮いただきました。最大の不具合はロボタイズドMTであるEGS(機械的にマニュアルトランスミッションを変速する仕組み)です。始動直後にトランスミッションの挙動がおかしくなることがあり、そのたびにテスターで校正したり、作動油やトランスミッションオイルを交換して調子を見ていましたが、解決するには大幅な修理、もしくはトランスミッションの載せ替えが必要と判断しました。予算を考慮すると修理は現実的ではありませんでした。もちろん、クルマのほかの部分が完璧であればトランスミッション...
なんとかロービームで車検に通った話
いくらクルマが大事でも、車検を通らなければ公道を乗ることができません。普通、きちんと整備さえしておけば相当古いクルマではない限り車検に通らないということはないのですが、今年2024(令和6)年8月からは、年式の比較的新しいクルマでも車検に通らなくなる可能性が出てきました。それは、ヘッドライトの照度検査の変更によるものです。ヘッドライトの照度検査基準が変更もともと、2015(平成27)年9月から、前照灯(ヘッドライト)の検査は原則ロービームで行うことになっていましたが、その経過措置が今年の7月末で終わるというこになりました。ちなみに国土交通省では保安基準に関するもろもろを公開しています。クルマ好きの人はご覧になってみてください。その中で灯火器類の「細目を定める告示」はこちらです。おもしろいですね。私はこれをツマミにひと晩たっぷり酒が飲めました。ところが、再延期……どう考えても混乱するだろうと思っていたところ、案の定というかなんというか、 国土交通省、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会が基準変更の直前、2024年5月14日になって「対象車数が多いことや様々な事情により、地域によってまだ十...
11万キロ超えハイブリッド車は満タンでどこまで走れるか
これまで、準備をかねてひっそりと運営しておりましたドドド自動車のサイトですが、このたび正式にオープンいたします。これを記念して、「11万キロ超えハイブリッド車は満タンでどこまで走れるか」という実験を行います。この実験がはたしてサイトオープン記念とどう繋がるのか自分でもよくわかりませんが、それはさておき。実験では日本国道路元標のある東京・日本橋をスタートに国道4号線を北へと進みます。使用するのはホンダ・インサイト。初年度登録が2009(平成21)年で、今日(2022年5月11日)6回目の車検を受けてきました。走行距離は115500km。細かいところはいろいろとガタが出ていますが、基本的には絶好調です。ガソリンタンクの容量は40Lで、カタログ上の燃費データは26.0km/L(JC08モード)です。実燃費は都内走行で15km/Lほど、高速道路で18km/L前後といったところです。メーターパネルに表示される走行可能距離は、満タン時で514kmでした。ルールは、日本橋から国道4号線をひたすら北進し、給油ランプが点灯した時点から次に現れたガソリンスタンドがゴールです。長時間運転による過労を避けるた...
シトロエン C4 ピカソ(2009)<SOLD OUT>
シトロエンのC4ピカソを仕入れました。2009(平成21)年式の2.0リッター6段EGSです。とりあえず車検を取ってナンバーがつきました。ざっと試乗したところ、結構いい感じです。ネガティブな部分は内装の劣化によるベタつきとそれに伴う汚れ、タイミングベルトあたりでしょうか。これから補修と整備をすすめます。車両詳細は追ってお知らせいたします。価格は整備の状況により変化するため、現時点では未定ですが、お求めやすさを優先した内容で整備する予定です。ご試乗希望の方はどうぞお問い合わせください。作業状況ヘッドライトまず手始めに、残念な状態になっていたヘッドライトを磨きました。 この投稿をInstagramで見る ドドド自動車(@dododomotors)がシェアした投稿 なかなかいい感じに仕上がりましたよ(↑の写真2枚目)アッパーグローブボックスこのクルマ、インパネ最上部のグローブボックスは日差しが直接当たるためか、表皮がめくれ上がってしまうクセがあるようです。Googleで「ピカソ アッパーグローブボックス」と検索したら「エイヒレ」とサジェストされて笑ってしまいました。確かに。これも修理しました...
時の過ぎゆくままに(ひどい目に合ったアクションカメラの話)
トラップというのは思いがけないところに潜んでいるもので、まあ思いがけないところに潜んでいるからトラップなわけだが、まさかそんなことが起こるのか、という不具合が発見された。Amazonで購入した、アクションカメラ。4Kにも対応するアクションカメラ。現在は販売されていないようだ。数多あるGoProのニセモノのうちのひとつだ。ニセモノだけあって、似ているのは形の雰囲気とコンセプトのみ。それ以外は徹底的にGoProではない。特に価格に関しては似ても似つかず、購入時の価格が4,980円。これはGoProの10分の1以下ということになる。すがすがしいほどのニセモノっぷりである。そんな価格帯なので、「映ればいいや」程度に思っていたのだが、1台購入してみたところ、意外にもそれなりに撮影できるので、さらに追加購入した。当店や販売車両の紹介用に撮影する動画の車載カメラとして使用するのが目的だが、カメラは複数台あった方がいいので追加したのである。追加購入したカメラを見ると、同じ品番のものを購入したのだが、微妙にバッテリーの形が違っていて、若干の疑問を抱いたものの「サイレントアップデートが頻繁な中華品のことだ...
割れたバンパーで車検は通るのか
結論:大きな割れやヒビがあると車検には通らない。多少なら大丈夫。当サイトのアクセスを分析していたところ(弊社はホームページを作る仕事もしているので、そういうのも得意ですよ)、「バンパー 割れ 車検」というキーワードで検索されている方が多いということがわかりました。このくらいのひび割れだったら簡易的な補修でもきっと大丈夫でしょうそうですよね、気になりますよね。実際には検査官次第という要素もあるのですが、ちょっとした凹みや多少のひび割れ程度でしたら問題なく車検に通ります。ただ、鋭利な状態であったり、走行中に動くような状態だったり、要するに「これは人や他のクルマに危害を与える可能性があるな」という状態だと、車検には通りません。ユーザー車検をお考えなら、車検を受けてみてダメだったら対応するというのもひとつですが……。そうでない方は、まずは街の鈑金修理を専門にしているお店に相談されるのがベストだと思います。なお、ヘッドライトやウインカーのレンズに、光が漏れるようなヒビが入っていると車検には通らないので交換しましょう。それにしても車検って、何度受けても自分自身が評価されているみたいでイヤですよね。...
長期レポ:ホンダ・インサイト<1> 〜10年10万km超えでハイブリッドはどうなった? 〜
ホンダ・インサイト長期レポ:ホンダ・インサイト 〜10年10万km越えでハイブリッドはどうなった? 〜私はホンダの「インサイト」に乗っている。初年度登録が2009(平成平成21)年なので、車齢はもうすぐ12年になる。犬の年齢でいうと64歳に相当する。犬の年齢でいう必要はまったくないが、とにかく相当するのである。走行距離は12万kmを越えている。ただ最近のクルマは、ひと昔前のクルマと比べると10年10万kmという節目を越えた際のヨボヨボ感が、かなり少ない。まだまだ現役である。1990年くらいまでの感覚だったら、10年落ちともなると「ああ、そろそろお役御免だね」という風情がクルマのあちこちから漂っていた。しかし、近ごろのクルマは10年オチくらいじゃなんのその、現役さながらの色気を振りまくクルマも少なくない。マンガ『サザエさん』の波平さんが54歳という設定で「意外に若い!」と驚くのは定番だが、それと同じような状況だ。クルマの老化が遅くなったのは、防錆技術の進歩に寄るところが大きいと自動車メーカーのエンジニアから聞いたことがある。1980年代後半、自動車メーカーでは外板について「表面 錆5年-...
長期レポ:ホンダ・インサイト<2> 〜10年10万km超えでハイブリッドはどうなった?〜
長期レポ:ホンダ・インサイト<2> 〜10年10万km越えでハイブリッドはどうなった?〜前回の本項では、エンジン始動と電装用のバッテリー(いわゆる普通の、ハイブリッドじゃないクルマにも積まれているバッテリ)は交換しているが、ハイブリッドの方のバッテリーはビンビンであるという話をした。ところで、この「バッテリーはビンビン」というのはRCサクセションの名曲『雨あがりの夜空に』の一説である(わざわざ書くのはヤボだが)。「この雨にやられてエンジンいかれちまった/俺らのポンコツとうとうつぶれちまった」という歌い出しのこの曲、内容の解釈にはさまざまあるが、実際にクルマが壊れてしまったという趣旨でないことは確かだ。和洋問わずロックやポップスの歌詞に、クルマが壊れてしまうという表現はよく登場するが、だいたいの場合「クルマ」というのは何かのメタファーであって、実際にクルマが壊れてしまってはいない。ほぼ例外なく隠喩であり、壊れたのは実際のクルマではない。それはなぜか。本当にクルマが壊れたときは、歌なんか歌っている場合ではないからである。はてさて、なぜこんな話をしたかというと、このインサイト、一度だけ動かな...
Amazon中華三昧 FMトランスミッター
少し古いクルマに乗っていると、いろいろな困りごとが起こる。機器の故障や腐食、加水分解など、物理的な経年劣化による困りごとも多いが、クルマの責任ではない、外的要因によって相対的に劣化してしまったことによる困りごともある。たとえば音楽を聴く環境。当店の現在の在庫車を見ると、すべての車両にCDチェンジャーが備えられている。当サイトの読者層からして「CDチェンジャーってなに?」という人は少ないだろうが、過去には光を使って音を樹脂に記憶し再生させるというような文明があったのだ。さらに、カセットデッキを備えている在庫車もある。一応装備品なので、ちゃんと可動するか確認するために家中を引っかき回してカセットテープを探した。というように、音楽を聴く環境はここ20年で大きく様変わりした。最新のクルマは、ただ乗り込めば自動的にスマートフォンとコネクテッドで、そのまま聴いていた音楽を再生することができる。音楽を身にまとうような感覚だ。W210初期型のコントロールユニット。オーディオのほか、ナビゲーションやエアコンなどのコントロール機能を備える。ちょっと古いクルマの場合、そういうコネクテッドなオーディオデッキを...