私の場合、一日およそ5kmをアシスト付きで走行する。
そのうち3分の2が子供を乗せての走行だ。
具体的に説明すると、朝の送りは自宅から保育園まで子供を乗せてフルアシストで走行する。
アシストの強さは3段階で選べるが、私はいつも当然フルアシストだ。ロックンロール。
保育園からの帰り道は、アシストをオフにし、ギアを最も軽くして近所にある都立水元公園の中をぐるりと回って自宅に帰る。ちょっとした運動と、森の中(東京23区内とは思えない、本気でガチな森の中なのだ)を走ることで気分転換も兼ねて、軽い朝のサイクリングというわけである。
ざっと4km弱の道のりであるが、とてもリフレッシュされる。
それはさておき、夕方のお迎えは保育園までフルアシストで走行し、帰り道は子供を乗せて自宅に帰る。
季節と気分によっては子供と水元公園に寄ったりもするが、おおむねそんなスケジュールだ。
この状況で、バッテリーは10日ほど持つ。
私は残量が15%を下回ると充電するので、実際はもう少し走るが、実用的には10日といったところだ。
つまり、電動アシスト付きで50km程度走行していることになる。
ちなみにカタログのデータを見ると、パワーモードで62km走行可能だとうたわれている。
カタログスペックの計測については
標準パターンとは平坦路1kmを2ヶ所、勾配4度で1kmの坂道の上り下りの合計4kmの道のりをそれぞれの所定の速度で繰り返し走行した場合のものです。走行距離データは、バッテリー新品、常温20℃、車載重量(乗員及び荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無点灯状態、勾配7.0%(4度)の上り坂を変速ギヤ<2>で、その他を変速ギヤ<3>で走行したときの弊社データです。
とされている。
これに比べて私の走行条件はというと、勾配に関してはほぼ平坦であるものの、車載重量は私の体重と子供の体重と保育園のお着替えと、場合によっては夕飯の買い物を足すと100kgオーバーになってしまう。私と子供だけでなんと95kgだ。子供も私も成長を続けている。
さらに、私は自転車でも必ず一時停止を守るので(大事なことです)、モーターに負荷のかかるストップ・アンド・ゴーはこの基準よりも多いはずである。
ということから、カタログの走行可能距離についてはかなり信ぴょう性が高いといえそうだ。(工藤考浩)