長期レポ:ホンダ・インサイト<2> 〜10年10万km超えでハイブリッドはどうなった?〜
長期レポ:ホンダ・インサイト<2> 〜10年10万km越えでハイブリッドはどうなった?〜前回の本項では、エンジン始動と電装用のバッテリー(いわゆる普通の、ハイブリッドじゃないクルマにも積まれているバッテリ)は交換しているが、ハイブリッドの方のバッテリーはビンビンであるという話をした。ところで、この「バッテリーはビンビン」というのはRCサクセションの名曲『雨あがりの夜空に』の一説である(わざわざ書くのはヤボだが)。「この雨にやられてエンジンいかれちまった/俺らのポンコツとうとうつぶれちまった」という歌い出しのこの曲、内容の解釈にはさまざまあるが、実際にクルマが壊れてしまったという趣旨でないことは確かだ。和洋問わずロックやポップスの歌詞に、クルマが壊れてしまうという表現はよく登場するが、だいたいの場合「クルマ」というのは何かのメタファーであって、実際にクルマが壊れてしまってはいない。ほぼ例外なく隠喩であり、壊れたのは実際のクルマではない。それはなぜか。本当にクルマが壊れたときは、歌なんか歌っている場合ではないからである。はてさて、なぜこんな話をしたかというと、このインサイト、一度だけ動かな...
2022.04.24
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